2026年版|複合機カウンター料金相場と「最低基本料金」の罠。枚数が減ったオフィスの新常識


2026年版|複合機カウンター料金相場と「最低基本料金」の罠。枚数が減ったオフィスの新常識

リモートワークが当たり前になり、出社率が50%を切ることも増えた2026年。オフィスの複合機から紙が出てくる音を聞く機会は、数年前と比べて明らかに減りました。

それなのに、毎月届く請求書の金額が「以前とほとんど変わらない」ことに、経理から厳しい目を向けられていませんか?

「印刷枚数が減ったのだから、コストも下がるはずだ」という経営層からのコスト削減要求と、「これが業界標準です」と繰り返す販売業者の板挟みにあっているのではないでしょうか。そんなあなたの不安は、2026年の市場構造を見れば、正当なものであることがわかります。

現在、あなたが直面している「割高感」の正体は、カウンター単価ではなく『最低基本料金』という名の、見えない固定費です。

この記事を読めば、2026年最新の相場観だけでなく、低ボリューム化した今のオフィスに最適な「契約の出口戦略」がすべてわかります。もう、複合機のカウンター料金について検索して時間を浪費する必要はありません。

【この記事のまとめ】

  • 複合機のカウンター料金は1枚ごとの従量課金ですが、実際は「最低基本料金」があるため、印刷枚数が減っても請求額が下がらないことがあります
  • 2026年は月間300枚未満が見直しの目安で、カウンター方式よりトナーキット方式や定額レンタルのほうが合うケースが増えています
  • 契約を見直すときは、単価だけでなく基本料金・保守体制・他方式との総コストを同条件で比較することが重要です
高山和浩さんの写真

複合機・コピー機業界歴10年 / 複合機NAVIマネージャー

高山 和浩

複合機・コピー機の導入支援およびオフィス最適化に携わり10年 。これまで1,200社を超えるお客様の課題解決をサポートしてきました。
単なる機器の販売・リース契約に留まらず、企業のコスト削減シミュレーションから、導入後の保守トラブルゼロを目指した運用管理、最新のペーパーレス化(DX)推進まで、オフィス環境全般のコンサルティングを信条としています 。
現場で培った「忖度のない機種選定基準」と「業界の裏側まで知り尽くした適正コストの知識」を軸に、利用者にとって真に役立つ情報を中立的な立場から分かりやすく解説します 。


複合機のカウンター料金とは、印刷1枚ごとに発生する「保守・トナー代込み」の従量課金費用のことです。 この料金を支払うことで、トナーが切れた際の自動配送や、紙詰まり・故障時のエンジニア訪問修理がすべて「無料」になります。2026年現在も、法人契約の約8割がこの方式を採用しています。

【複合機の主な保守形態】

特徴 カウンター方式 トナーキット方式 スポット保守
トナー代 0円(料金に含む) 実費購入(保守含む) 実費購入
修理費用 0円 0円 都度見積(数万円〜)
向いている層 月300枚以上印刷する 月300枚未満。コストを絞りたい ほとんど印刷しない
2026年の傾向 減少傾向(割高化) 再注目・増加中 減少(リスク高)

ここまでは教科書通りの定義ですが、実務においては「1枚いくら」という単価以上に、2026年特有の「下げ止まりの構造」を理解しなければ、コスト削減は不可能です。

なぜ枚数が減ったのに安くならないのか?「最低基本料金」の正体

今月は10枚しか印刷していないのに、請求書には『最低基本料金』として3,000円が記載されている。

私が直近で相談を受けた50社のうち、実に15社がこの「最低基本料金(基本料金)」の壁に突き当たっていました。

2026年現在、メーカー各社は人件費の上昇と部品代の高騰により、サービス拠点を維持するだけで莫大なコストを抱えています。そのため、「1枚も刷らなくても、保守体制を維持するために毎月一定額を徴収する」という最低基本料金の設定を厳格化しています。

【複合機専門家のワンポイント】

「数年前までは交渉で『基本料金ゼロ』にできるケースもありましたが、2026年現在はメーカー側のガードが非常に硬くなっています。特にリモートワーク普及で全体の印刷ボリュームが落ちているため、メーカーは『1枚あたりの利益』よりも『月額固定の基本料』で赤字を防ごうとしているのです。単価交渉だけに固執すると、この基本料で見えない調整をされるリスクがあります。」

2026年2月18日現在の、印刷ボリューム別・メーカーランク別の相場は以下の通りです。あなたの今の請求書と見比べてみてください。

【2026年最新カウンター料金相場(1枚あたり)】

月間印刷枚数 メーカー種別 モノクロ単価 カラー単価
3,000枚以上 大手3社(キャノン等) 1.0円〜 10.0円〜
中堅・格安系 0.7円〜 7.0円〜
500〜1,000枚 大手3社 1.5円〜 15.0円〜
中堅・格安系 1.2円〜 12.0円〜
300枚未満 全メーカー共通 2.0円〜 18.0円〜
補足 別途、最低基本料金が発生しやすい

もし、月間1,000枚程度印刷しているのに「カラー20円」を超えているなら、それは明らかに数年前の古い契約のまま放置されているか、相場より高い条件で契約しているサインです。

【複合機専門家のワンポイント】

「安さだけでメーカーを選ぶのは2026年では危険です。格安メーカーの中には、人手不足を理由にサービス拠点を統廃合し、故障時の訪問が『翌々日以降』になるケースが増えています。業務が止まる損失を考えれば、単価が1円高い大手メーカーの方が結果的に『安い』こともあります。見積時には必ず『保守拠点の場所』を確認してください。」

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2026年、総務部門の方々に改めて確認いただきたいのが、現在のカウンター契約が自社の利用状況に合っているかどうかです。

かつては「カウンター方式こそが最適解」とされてきましたが、印刷枚数が減った今、以前と同じ契約条件のままだと割高に感じるケースも増えています。

2026年の見直し目安:月間300枚の壁

月間のカラー印刷が300枚を下回るオフィスでは、カウンター料金の単価だけでなく、最低基本料金や保守内容まで含めて見直すことが重要です。

トナーキット方式やインクジェット定額レンタルのような選択肢が比較対象に入ることもありますが、業務用複合機としての印刷品質・保守対応・必要な機能まで含めると、月額費用だけで判断するのは避けたほうがよいでしょう。

  • 最低基本料金が、実際の印刷枚数に対して割高になっていないか
  • 現在のカウンター単価が、利用枚数に見合っているか
  • 保守対応や故障時の復旧スピードに不安がないか
  • 今の機種が、現在の業務内容に対して過剰スペックになっていないか

印刷枚数が減っている場合は、単価だけを下げる交渉ではなく、機種・契約条件・保守内容をまとめて見直すほうが、結果的にムダなコストを抑えやすくなります。

候補が2〜3に絞れたら、無料見積で「月額費用」「カウンター料金」「保守範囲」を同条件で比較してみましょう。

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業者に「NO」と言わせない!カウンター料金の下げ方と交渉術

既存の契約を更新する際、あるいは他社へリプレイスする際にスムーズに進むための「交渉の3ステップ」を公開します。

  1. 「現状の枚数データ」を突きつける
    直近1年間の月別印刷枚数をグラフ化し、「枚数がここまで減っているのだから、今の基本料金設定は維持できない」と論理的に伝えます。
  2. 「他方式(キット方式等)への変更」を匂わせる
    「今のままのカウンター単価なら、他社のインクジェットレンタルに切り替える準備がある」と伝えることで、販売店は顧客流出を防ぐために限界の単価を提示せざるを得なくなります。
  3. 「保守拠点」を逆手に取る
    「うちは本社から徒歩圏内に貴社のサービス拠点がある。移動コストが低いのだから、その分単価に乗っている経費を削れるはずだ」という主張は、2026年の人件費高騰時代において非常に強力なロジックになります。

保存版: 2026年最新・複合機コスト最適化・決断フローチャート

使い方:このセクションをスクリーンショットして、スマホに保存してください。

  • [ ] STEP 1: 印刷枚数の確認
    • 月間カラー印刷は300枚以上か?
    • YES → カウンター方式で「単価交渉」へ
    • NO → トナーキット方式またはレンタルへ検討変更
  • [ ] STEP 2: 最低基本料金のチェック
    • 現在、月額3,000円以上の基本料を払っていないか?
    • YES → 基本料の撤廃、または減額を交渉条件の第1位にする
  • [ ] STEP 3: 保守の質の確認
    • 当日中の訪問修理は保証されているか?
    • NO → 単価が安くてもリプレイス(入れ替え)を推奨

Q. カウンター料金にトナー代は本当に含まれているの?

A. はい。基本的にはすべて含まれています。2026年現在の契約でも、トナーが残り少なくなるとセンサーが感知し、自動的に新しいトナーがオフィスに届く仕組みが標準です。

Q. インクジェットにするとカウンター料金はかからない?

A. 多くのインクジェット定額レンタルプランでは、カウンター料金(枚数課金)がありません。その代わり、月額のレンタル料が固定で発生します。

ここまで、2026年の最新相場と「最低基本料金の罠」についてお伝えしてきました。あなたの会社で今すぐやるべきことは、ネットで情報を探し続けることではありません。

「自社の今の印刷枚数なら、他社ならいくらで受けてくれるのか」という現実の数字を突き合わせることです。

判断材料はすべて揃いました。個別条件や保守拠点との距離で正確な差が出るため、最後は無料見積で条件を揃えて比較すれば、迷いは終わります。

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