
出社率が下がり、オフィスの印刷枚数は激減した。なのに、毎月の請求額は数年前とほとんど変わっていない……。そんな違和感を抱えていませんか?
ハイブリッドワークが定着した2026年、多くの企業で「印刷枚数は減ったのに、月額費用が下がらない」という矛盾が生じています。それは「1枚単価」ではなく「最低基本料金」という古い契約慣習に縛られているからです。
この記事を読めば、2026年現在の利用実態に基づいた『適正なコスト』が分かり、もう業者に言われるがままで契約更新する必要はなくなります。
【この記事のまとめ】
複合機・コピー機業界歴10年 / 複合機NAVIマネージャー
高山 和浩
複合機・コピー機の導入支援およびオフィス最適化に携わり10年 。これまで1,200社を超えるお客様の課題解決をサポートしてきました。
単なる機器の販売・リース契約に留まらず、企業のコスト削減シミュレーションから、導入後の保守トラブルゼロを目指した運用管理、最新のペーパーレス化(DX)推進まで、オフィス環境全般のコンサルティングを信条としています 。
現場で培った「忖度のない機種選定基準」と「業界の裏側まで知り尽くした適正コストの知識」を軸に、利用者にとって真に役立つ情報を中立的な立場から分かりやすく解説します 。
コピー機のランニングコストとは、印刷1枚あたりのカウンター料金に加え、毎月の保守基本料、電気代、用紙・トナー等の消耗品費を含めた運用のための維持費用を指します。これに機器の導入費用を加算したものが、生涯コストである「TCO(総所有コスト)」となります。
2026年現在は、印刷枚数の減少により、カウンター料金の単価だけでなく「ミニマムチャージ」や保守基本料などの固定費が、実際の利用量に対して割高に感じられるケースが増えています。
そのため、コピー機のランニングコストを見直す際は、1枚あたりの単価だけで判断せず、月額で発生している固定費や、電気代・消耗品費まで含めた総額で比較することが重要です。
【ランニングコストの構成要素(2026年版)】
| 項目 | 内容 | 2026年の動向・注意点 |
|---|---|---|
| カウンター料金 | 印刷1枚ごとに発生する費用 | 枚数が減ったため、単価だけでなく最低基本料金や下限設定の確認が重要に。 |
| 保守基本料 | 故障修理や点検の固定月額 | 印刷枚数が少ない場合、実際の利用量に対して割高になっていないか確認が必要。 |
| 電気代 | 待機電力・稼働時の電力 | 旧型機を使い続けている場合、最新機種と比べて電力効率に差が出ることがある。 |
| 用紙・消耗品費 | 用紙代や、契約内容に含まれない消耗品の費用 | 契約プランによって含まれる範囲が異なるため、見積時に確認しておくと安心。 |
ここまでは一般的な定義ですが、現場のプロから見ると、実はここからが本当の分かれ道になります。
あなたの会社の『本当の月間枚数』に最適なプランは、実は表以外の場所にあるかもしれません。 同条件の見積で正確な差額を確定させることが、失敗しない最短ルートです。
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「今月はほとんど出社しなかったから、印刷も100枚程度。請求は安いはずだ」……そう思って請求書を開くと、数千円の基本料がしっかり引かれている。これが、多くの総務担当者を悩ませる「ミニマムチャージ(最低基本料金)」の正体です。
多くのカウンター契約には、「月間〇〇枚までは、印刷してもしなくても定額(例: 2,000円)」という下限が設定されています。私が直近で診断した30社のうち、約4割がこの下限設定を大幅に下回る枚数しか印刷しておらず、実質的な「1枚単価」が相場の2倍以上に跳ね上がっていました。

【複合機専門家のワンポイント】
「現場でよく見る落とし穴は、カウンター料金の単価交渉だけで満足してしまうケースです。実は、月間印刷枚数が少ない拠点ほど、単価よりも『ミニマムチャージ(最低枚数設定)』の有無が総コストを左右します。まずは直近3ヶ月の請求書を見て、実際に刷った枚数と請求枚数が一致しているか確認してください。」
2026年現在、オフィスの固定費削減において無視できないのが「電気代」です。2024年以前と比較し、法人向け電気料金単価は32円/kWh前後の水準で推移しています。
コピー機は、使っていない時間(待機時)も主電源が入っていることが多く、2020年以前の旧型機は、最新機と比較して待機電力の消費が約2.5倍に達することもあります。
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業者が提示する「1枚あたりの単価」に惑わされないでください。2026年の基準は「月間印刷枚数」と「保守要件」の組み合わせです。
【月間印刷枚数別の最適解(2026年版)】
| 月間枚数 | 推奨機種・契約 | 理由 | 削減期待値 |
|---|---|---|---|
| 〜300枚 | 小規模向け複合機・レンタル等 | リースを組み、ミニマムチャージを払うのは「損切り」対象。 | 月1.5万円〜 |
| 300〜1,500枚 | 複合機 | 定額保守に切り替える分岐点。 | 月2.5万円〜 |
| 1,500枚〜 | 複合機 | 印刷速度が必要な場合のみ高速機を選択。 | 月1万円〜 |
【複合機専門家のワンポイント】
「機種の種類だけでなく、保守方式と契約条件を確認することが重要です。機器トラブル時にどこまで対応されるか、ユニット交換や訪問保守の範囲を確認することで、保守料や運用コストの見直しにつながります。」
候補が2〜3つに絞れたら、無料見積で『実質総額』を揃えて比較するのが最短です。あなたの会社に最適な『損切り』ポイントが見えてきます。
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使い方:このセクションをスクリーンショットして、スマホに保存してください。
A. はい。2026年現在は、電気代とカウンター料金の削減額で、リース解約違約金を1年以内に回収できるケースが激増しています。まずは残債を確認し、シミュレーションを行うのが先決です。
2026年のコピー機コスト削減は、単なる「単価交渉」に留まりません。「印刷実態のない費用」と、契約内容に含まれる見えにくい固定費をいかに整理するかが重要です。
この3点を押さえるだけで、あなたの会社のオフィス固定費は大幅な最適化が期待できます。
各社から提示される条件を揃え、貴社の実際の印刷枚数に基づいたシミュレーションを行うことが重要です。現在の契約に関する不明点を解消し、最適なコスト構造への一歩を踏み出しましょう。
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