
「上司からコスト削減を命じられたが、公式サイトには『オープン価格』としか書かれていない」「見積もりを取るたびに金額がバラバラで、何が正解かわからない」
こうした悩みを抱えている総務・経理担当の方は少なくありません。
結論からお伝えします。2026年現在の目安として、標準的なオフィスで選ばれやすい30〜35枚/分クラスの本体価格は、140万〜180万円(リース月額26,000円〜38,000円程度)です。
しかし、コピー機選びは、本体価格だけで判断すると見落としが出やすくなります。最新のAI機能やクラウド連携コスト、そしてセキュリティ保守のサブスクリプション化など、数年前にはなかった見落としやすい追加費用が総額を大きく左右するようになっています。
この記事では、2026年最新の価格相場表から、そのまま社内報告に使える比較ロジックと、上司を納得させるための具体的数値、さらには「騙されないためのチェックリスト」まで、判断に必要な要点を整理します。この記事を読めば、業務用コピー機の値段について調べ直す手間を減らすことができます。
【この記事のまとめ】
複合機・コピー機業界歴10年 / 複合機NAVIマネージャー
高山 和浩
複合機・コピー機の導入支援およびオフィス最適化に携わり10年 。これまで1,200社を超えるお客様の課題解決をサポートしてきました。
単なる機器の販売・リース契約に留まらず、企業のコスト削減シミュレーションから、導入後の保守トラブルゼロを目指した運用管理、最新のペーパーレス化(DX)推進まで、オフィス環境全般のコンサルティングを信条としています 。
現場で培った「忖度のない機種選定基準」と「業界の裏側まで知り尽くした適正コストの知識」を軸に、利用者にとって真に役立つ情報を中立的な立場から分かりやすく解説します 。
ここでは、見積で差が出やすい3要素として、業務用コピー機の総保有コスト(TCO)を整理します。2026年現在、TCOは以下の3つの要素で構成されています。

関連記事:複合機・コピー機のリース料金相場は?レンタルとの違いや選び方も解説
【印刷速度別 価格・リース料金相場(2026年3月時点)】
| 印刷速度(枚/分) | 想定される用途 | 本体実売価格(目安) | リース月額(5年) |
|---|---|---|---|
| 20〜25枚 | 小規模オフィス・SOHO | 100万〜130万円 | 19,000円〜25,000円 |
| 30〜35枚 | 一般的な中小企業(標準) | 140万〜180万円 | 26,000円〜38,000円 |
| 45〜50枚 | 大量印刷を行う部署 | 180万〜230万円 | 34,000円〜44,000円 |
| 60枚以上 | 大規模拠点・印刷業務中心 | 250万円〜 | 47,500円〜 |
※実売価格はメーカーや販売店、導入時期により20%〜30%前後することがあります。
【複合機専門家のワンポイント】
「カタログに載っている『定価』は、あくまで値引きの基準に過ぎません。実は業界の慣習として、定価から値引きして提示されることが一般的です。もし見積もりが定価に近い場合は、その販売店が『高値』で販売しているか、特殊な保守条件が付帯している可能性があります。まずは提示された金額がこの相場表の範囲内にあるかを確認してください。」
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ランニングコストの核となるのが「カウンター料金」です。2026年現在、月間印刷枚数が3,000枚程度の標準的なオフィスにおける適正単価は以下の通りです。
ただし、この単価だけで安易に決めるのは注意が必要です。2024年頃からの物価高騰の影響を受け、一部のメーカーでは「最低基本料金(月額基本料)」を設定し、印刷枚数が極端に少ない月でも一定額を徴収する仕組みが強化されています。
【複合機専門家のワンポイント】
「単価の安さ(例:カラー7円など)を売りにする業者は、保守の質を確認すべきです。安すぎる単価設定は、故障時の駆けつけ時間が遅かったり、リサイクルトナーを使用していたりするケースが現場では頻繁に発生しています。私が直近で対応した30社の中でも、安さだけで選んで『修理に3日かかった』と後悔されている担当者が5社ほどいらっしゃいました。保守拠点の距離と、純正トナーの保証を必ず確認してください。」
2026年現在、コピー機の価格構造に大きな変化が起きています。以前は「印刷枚数」だけで機種を選べば済みましたが、今は「スキャン」と「AI連携」がコストの鍵を握っています。
最新の2026年モデルには「AIチップ」が搭載されており、スキャンした文書をAIが自動判別して、社内のクラウドストレージ(Google DriveやSharePoint)の指定フォルダへ仕分ける機能が標準化されつつあります。このライセンス料には、AIチップによる文書解析アルゴリズムを常に最適化するためのクラウドアップデート費用や、近年のサイバー攻撃から複合機を守るセキュリティ更新・監視などの運用コストが含まれています。これらの維持費の見落としが、予算オーバーの主な原因となっています。
料金差は、本体価格だけでなく、保守契約の条件によっても生じます。同条件の無料見積で横並び比較してください。
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社内の意思決定を担う担当者の方にとって、支払計上や総保有コスト(TCO)の比較は避けて通れません。
関連記事:業務用の複合機・コピー機はリース、購入、レンタル、どれがおすすめ?
使い方: このセクションをスクリーンショットして、保存してください。導入前の業者選定や、見積もり比較にご活用いただけます。
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A. 本体価格は新品の1/10になることもありますが、保守契約が結べなかったり、カウンター料金が新品の2倍以上に設定されたりするケースが多いです。また、2026年現在のクラウドセキュリティ基準に対応していない旧型機が多いため、法人利用では注意が必要です。
A. 設立1年未満の新設法人などは審査が厳しくなる傾向にあります。その場合は、保証人を立てるか、審査の通りやすい「レンタル」から開始する方法があります。
2026年の業務用コピー機は、価格の安さだけでなく、5年間の総コストと運用要件(保守体制、セキュリティ更新、連携費)のバランスで決まります。
・30〜35枚/分クラスの目安:本体140万〜180万円、リース月額26,000円〜38,000円程度
・カウンター料金の目安:カラー10〜12円、モノクロ1.0〜1.2円
・AI連携・セキュリティ等の月額費用を見積で確認する
最後は、同条件で無料見積を揃えて比較すると、差の理由が説明できる状態になります。
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