格安だと思って購入したコピー機が、実は高額な費用を吐き出すもとになっていたら、とても残念な結果と言えるでしょう。どんなものでもいいと思って購入してしまうからこそ起きる失敗です。リースでも起きることですが、格安ならいいという発想が失敗を招きます。
問題点として、コピー機には、イニシャルコストとランニングコストの二つがあることを知らなければいけません。イニシャルコストは、導入に関わるコストであり、購入したりリース契約した時の金額です。格安というと、この金額のことを考えるでしょう。ところが、安いコピー機には、機能が限定されており、多くのことはできません。さらに、ランニングコストが増大してしまうことも出てきます。インクとしてトナーを使うのがコピー機ですが、このトナーが驚くほど高いということもあるのですから、簡単には導入を決めるのは難しいと言えるでしょう。
リース契約の場合には、保守のコストがかかります。何かあったときにお金がかかるというのが一般的に考える保守で、スポット保守と呼びます。中古の格安機によくある契約です。ところが、トナー料金を支払うことで、メンテナンスを無料にするコピーキット保守やコピーした1枚あたりで保守金額が決まるカウント保守契約まであります。
コピー機のトナーは安くはありません。特に純正品はかなりの値段で、ランニングコストを増大させる要因になります。1枚当たりカウントされていくということは、枚数を使えば使うほどお金がかかります。うかつに使えないといったことも出てきますが、こうした契約にはよく解約ペナルティがかけられていることもあるため、うかつに解約できないことだって出てくるのですから問題です。
格安だと思って飛びつくと、業務でなかなか使うことのできないコピー機になってしまう可能性が高いことがわかるでしょう。
失敗しないためには、必要な機能をそろえているのか、どれぐらいの枚数を印刷するのかから考えていかなければいけません。枚数が少ないのであれば、カウント保守のような契約をしても、料金負担は驚くほど減らすことができるでしょう。機種の性能も限定させることができれば、格安のコピー機を購入することができます。
印刷の量ですが、1日の印刷量に営業日数をかけ、月の印刷枚数を計算しましょう。この枚数から機種の選定ができるようになります。一般的に18枚機と呼ばれる機種は、500枚以下に向いているといえるでしょう。非常に格安に抑えることができるかわりに、そこまでの性能もありません。印刷速度も速くはありませんが、1日に使う枚数が少ないのですから、問題はないでしょう。
逆に月に10