2017年10月6日
複合機NAVIブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
担当の高橋です。
雨の多かった9月も終わり、最近ではさわやかな秋晴れが続いているのをとても気持ち良く感じています。
先日、利根川でマリンジェットをしてきました。
天気に恵まれた1日でしたが、そのおかげで物凄く日焼けをしてしまいました。
後日、その日撮影をした写真を見返していて思い出したことがあります。
それは以前、『カメラで撮った写真を印刷してもあまり綺麗に印刷ができない』とお客様から言われたことがあります。
勿論、複合機で印刷ができる解像度にも限界がありますので、複合機のスペックが良くなく、綺麗な印刷ができないケースもあります。
ですが、今回詳しく話を聞いてみると、どうやら複合機側だけの問題でもなさそうな内容でした。
今回のケースですが、ミラーレスで撮影した写真をパソコンに取り込み、それをリサイズした後に編集ソフトに入れ、編集終了後に保存した画像を印刷するという流れでした。
ここで気を付けて頂きたいことが、解像度を表す『画素数』です。
今回お客様が使用したミラーレスだと、最高6000×4000の24000万画素だったかと思います。
編集ソフトではあまりに大きな数値だと読み込めないソフトもあり、お客様が使用するソフトもそうでした。
そこで、撮影した6000×4000の写真を3000×2000にリサイズしたうえで『jpeg』にて保存し、その後編集ソフトに入れたとのことでした。
ここがあまり良くないポイントでした。
あまり知られていませんが、jpegはそもそも圧縮形式の拡張子であり、圧縮しないで保存するtiffに比べて画質的には悪くなります。
またjpegの保存方式を不可逆圧縮といい、撮影した写真の中で消去しても問題なさそうな部分をそぎ落として保存するのです。
ですが、私達が普段jpegの画像を見るとき意外と綺麗ですよね?
実はjpegのデータを開く際、パソコン側で削除された部分を仮想的に作りだして表示しているのです。
つまり偽物のデータが混じっています。
このデーターをさらにjpegで保存したとすると、仮想的に作り出した部分を再度削除する訳ではなく、ここからさらに全体のいらなそうな部分を削除してしまいます。
1度目のカメラ保存で失われた部分は偽物のデータで埋められ、これをリサイズしたとしても、『偽物のデータで作られた画像』である亊は変わりません。
偽物のデータを含んだ『全体』から再度いらないと思われる部分を削除、つまりこれがよく言われる『劣化』というものです。
今回のケースでは
つまり、カメラで1度、パソコンで2度データを削ってしまっているので、いくら最高画質で撮影したといってもデータ自体は穴だらけになっています。
そんなデータを印刷してしまっては、せっかくとった写真も綺麗に印刷することはできません。
ではデータを劣化させない方法とはどうすればいいのでしょうか。
1回のjpeg保存であれば、圧縮されていないデータと大差はありません。
カメラで撮影した写真を印刷する際は、上記の点を気を付けるといいかもしれません。
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